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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】新型コロナ治療で注目のイベルメクチン 日本では犬のフィラリア予防薬 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染症を予防するワクチン接種が進められていますが、治療に使用できる特効薬は見つかっていません。

 そのなかで「イベルメクチン」というクスリが注目されています。

 イベルメクチンは2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士が静岡県伊東市で採取した土壌から発見した坑寄生虫剤で、アフリカで猛威を振るっていたオンコセルカ症の特効薬として数百万人の命を救ってきました。

 日本ではフィラリアの予防薬として使われ犬の寿命を延ばしてきました。昔は8年くらいだった犬の寿命がイベルメクチンのおかげで15年になりました。愛犬家にとってはありがたい薬です。

 そのイベルメクチンについて、多くの研究グループが新型コロナウイルス感染症に対する臨床試験を行い、現在のところ52件の臨床試験のうち98%にあたる51件がイベルメクチンを肯定的に評価しています。

 イベルメクチンは新型コロナウイルスが感染して体内に侵入するのに必要なウイルスのタンパク質と細胞の受容体が結合を阻害し、さらに細胞のなかに侵入したウイルスが核内に移行するのに必要な物質と結合するという働きがあることから、新型コロナウイルスに対する効果があるといわれています。

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