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【画期的!アップルウォッチで心臓病予防】心電図はいつ記録するのか タイミングを誤っては診断につながらない (1/3ページ)

 慶應義塾大学病院などの研究チームが、今年2月、腕時計型の端末「アップルウォッチ」で新たな臨床研究をスタートした。日本でも利用が可能になった心電図アプリケーションを、より効果的な心臓病の早期発見に役立てるため、心電図の記録のタイミングを解明する研究である。

 約40万人が参加した米国の臨床試験「Apple Watch Heart Study」では、アップルウォッチの異常を知らせる通知を受け、実際に心電図検査を行い、心臓病のひとつである「心房細動」を記録できたのは34%だったと報告されている。心房細動は発作的に起こるため、通知後に心電図を測定しても、必ずしも記録できるわけではない。

 「せっかく、いつでも、どこでも、誰でも自分の腕で心電図を測定できるようになったのに、記録するタイミングを誤っては診断につながりません。的確に異常を記録するタイミングを研究で明らかにすることで、効率的な早期発見につなげたいと思っています」

 こう話すのは、慶應義塾大学病院循環器内科の木村雄弘専任講師。先の研究を主導し、不整脈専門医としてカテーテルアブレーションによる治療を専門とする心房細動診療のエキスパートだ。

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