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【大崎裕史 麺喰いにつき】M&Aでラーメンの「職人的クオリティー」強化! 30代美人経営者の8店 (2/2ページ)

 3軒目は銀座店で「渡り蟹の濃厚冷し麺」。麺をすすっているときよりも麺を食べ終えて残ったスープを飲んでいるときが1番「蟹」を感じた。ということはお店お勧めの食べ方、「最後にご飯を入れて雑炊で」というのが最高なのだろう。

 そして翌日、恵比寿店で2種類食べ、コンプリート。まずは「しじみ貝の冷たい昆布水つけ麺」。これは昨年の夏の麺で1位になり、アンコール出品。ただし、同じではなく麺を変えたり、随所に山口さんのアイデアをはじめ、ブラッシュアップ。夏向けのさっぱりつけ麺は麺のうまさはもちろんのこと、貝だしに麺と絡んでいる昆布水がどんどん加わることでうま味が変化する仕掛け。麺を食べ終えたら冷製昆布水でスープ割り。ぜいたくな昆布の使い方。

 2杯目は「焼きあごの冷しとろみそば」。この商品のみ全店舗全期間販売の特別待遇。粘りの強い納豆昆布を使い、とろみ感がスゴい冷製スープ。さすがのエリート商品。全品個性的でなかなかのクオリティー。8店舗展開しているお店としては実に素晴らしい。M&Aにより、組織的なメリットと職人的クオリティーとが合体した感じ。今後に注目だ!

 ■ラーメン耳寄り情報

 焼きあご塩らー麺 たかはし(新宿本店、歌舞伎町、上野、銀座、恵比寿、神奈川3店舗) 2015年2月新宿本店オープンし、わずか6年で東京・神奈川に8店舗展開。4月には「らぁ麺やまぐち」(3店舗)を子会社化。2024年の上場を目指している。6月1日から4カ月間「夏の冷し麺」を開催中。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2020年12月現在で1万3000軒、2万6500杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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