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【画期的!アップルウォッチで心臓病予防】ヘルスケアデータを常時収集して医師と共有、健康増進と医療向上につながる (1/4ページ)

 心疾患は、国内の死因の第2位であり、年間20万人以上が命を落としている。第4位の死因の脳血管疾患も、心臓が原因となることがある。今回は、心臓病の見守りとしてのアップルウォッチ活用について考えたい。

 1人暮らしで心臓病や脳血管障害などを起こし、突然の意識不明に陥れば、当然のことながら助けを呼ぶのが難しい。内閣府の「令和2年版高齢社会白書」によれば、1人暮らしの60歳以上の5割超が、孤立死(誰にも看取られることなく亡くなった後に発見される死)を身近な問題と感じているという。

 これまでにさまざまな「見守りアプリ」が開発され、音信不通の状態を探知して通知するものは存在する。しかし、実際に救急車を呼んだり、その必要性を判断したりするには、さらに高度な医療に関わるアプリが必要だ。また、機能によっては、医療機器としての承認も必要になるだろう。

 「病院での検査データは、通院患者さんの一時的なものに過ぎません。病院外での生活や、病院に通院していない方を見守るには、家庭生活で蓄積されたヘルスケアデータを医療に活用すべきです。これらをかかりつけ医や地域医療連携などと共有することで、国民全体の予防医療が充実すると考えています」

 こう話すのは、慶應義塾大学病院循環器内科の木村雄弘専任講師。不整脈の診断・治療を数多く手掛け、医療とヘルスケアの連携による早期発見・早期治療の研究を長年行っている。

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