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【マンガ探偵局がゆく】昭和30年代の田舎を伝えたい 自らの少年時代をもとに描いた勝川克志の「庄太」 (1/2ページ)

 マンガのよさは、言葉だけでは伝わらないものが絵で伝わるということ。今回はそんな依頼である。

 「小学生の孫にわたしの子ども時代のことを話すのですが、今時の子にはなかなか理解してもらえません。なにかいいマンガはないでしょうか? 以前、映画で『三丁目の夕日』をみたのですが、あれは都会の昭和30年代で、わたしが暮らしていた群馬の田舎とはかなり違っていました。自然に囲まれて、小さな工場もあって、駅前は商店や映画館もある。それが、私が生まれ育った土地でした。ないものねだりかもしれませんが、似たような環境で育ったマンガ家さんはいませんかね」(団塊じぃじ)

 かつて、都会と地方の違いは現在よりもずっと大きかった。都会も地方もあまり変わらなくなったのは、テレビの普及やその後の1970年代に進められた日本列島改造が影響しているのだろう。

 さて、依頼の件だが、勝川克志の『庄太』はいかがだろうか。1950年に岐阜県恵那郡山岡村(現在の恵那市)で生まれた作者が、自らの少年時代の思い出をもとに描いたノスタルジーあふれるマンガだ。

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