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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】高水準の専門性で北の都の目を守る 北海道大学医学部眼科・教授、石田晋さん (1/2ページ)

 その構内が東京五輪のマラソンコースにも組み込まれた北海道大学。ここの医学部眼科教授を務める石田晋医師は、父、母、姉、そして長男も眼科医という「眼科医家系」である。

 「親からは眼科医どころか“医者になれ”と言われたこともなかった」と語る石田医師。事実、受験時には慶大医学部の他に東大理科I類も受けて、いずれも合格している。化学と医学の選択に悩んだ末、「医学部なら両方勉強できるだろう」との思惑で慶大を選んだ。

 「ただ、医学部に進むなら眼科だろう、とは思っていました。中枢神経に関わりたかったので、脳外科や耳鼻科も考えましたが、子どもの頃から両親の会話でなじんでいる“目”の魅力は大きかった」

 人が外界から得る情報の8~9割は目から入ってくる-というほど重要な感覚器である目。そこに起きる疾患の診断と治療法の習得や開発は、石田医師に「医師としてのやりがい」を感じさせるに十分だった。

 北大教授就任後は、臨床医としてだけでなく、教育者、管理者としての役目も増えた。現在は病院長補佐、手術部長、地域医療センター長、広報室長などの要職を兼務する多忙な毎日だ。

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