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あなたの検診結果の数値は大丈夫? 1、2カ月間の平均的血糖レベル指標「HbA1c」 受診控えで怖い「血糖負債」対策はカロリー調整や運動が有効 (1/2ページ)

 生活習慣病の中で特に怖い糖尿病。そのリスクを軽減するには、健康診断や人間ドックでの数値管理が欠かせない。しかし、コロナ禍で受診控えが増加し、病状の進行に気づかず重症化するケースも増えているという。高血糖の状態が長期的に継続することを“血糖負債”といい、糖尿病などさまざまな健康障害をもたらす。その管理指標として重要視されているのは「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」だという。HbA1cはどのような数値なのだろうか。

 血糖レベルを測る指標として「空腹時血糖値」と「食後血糖値」はよく知られているが、共に短期の血糖指標で食事やストレスで変動しやすい。一方、「HbA1c」は、過去1、2カ月間の長期の平均的な血糖レベルがわかる指標のため、医学的にも重要視されているという。

 日本人間ドック学会によると糖尿病の判断基準として、HbA1c値が5・6~5・9が「軽度異常」、6・0~6・4が「要経過観察」とされる。この、HbA1c値を日頃から正常域に近づけておくことが重要であり、この値が高い状態が長期間続くことで血糖負債となり、身体をむしばんでいく。

 先ごろ行われた血糖負債に関するオンラインセミナーで順天堂大学大学院の綿田裕孝教授は、「HbA1c値が高い状態が長期間続き“血糖負債”が蓄積されることによって糖尿病はもちろん、がんや心筋梗塞、認知症なども引き起こします。健康診断などで定期的にHbA1cを測定して、自分の状態を把握しましょう」と、高血糖の継続が与える健康リスクに警鐘を鳴らし、HbA1cの値を注視するよう呼び掛けた。

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