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【今から始めよう! 70代まで働く健康術】会話控えで発症する「声帯サルコ」誤嚥性肺炎の引き金に 対策はのどを鍛えること (1/2ページ)

 ワクチン接種が目下、急速に進行中だが、コロナ予防のマスクの着用や会話控えなどは続いている。ちょっとした油断で感染しやすいコロナの変異株対策のためにも、依然として予防は欠かせない。ただ、会話控えを長らく続けると、思わぬ症状に見舞われることがある。「声帯サルコ」だ。

 「身体のサルコペニアは、筋肉量が減って身体機能が衰えた状態で、フレイル(虚弱)を引き起こし、将来の寝た切りリスクを上げます。声帯も筋肉で成り立つため、声帯のサルコペニアを『声帯サルコ』と称しています」

 こう説明するのは、特定非営利活動法人東京ベルズの高牧康理事長。声帯サルコやのどのフレイル予防として、簡単にのどを鍛えられる「のどピコ体操」を開発。ボランティアでの普及活動を行っている。

 「鍛えれば身体の筋肉量が増えるのと同様に、声を正しく出せば声帯も鍛えられます。しかし、コロナ予防では“おしゃべり”が難しい。歌を歌う機会も失われています。結果として、声帯サルコになりやすいのです」

 声帯は2枚の弁で成り立ち、肺につながる気管の入り口に位置し、肺からの空気で2枚の弁が震えることで声になる。高音になればなるほど声帯は震え、低い声の地声ではその動きはゆるい。男性のように地声が低音で、会話の機会が減った状態が続くと、声帯はどんどん衰えていく。加齢によっても声帯萎縮は起こるため、注意が必要なのだ。

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