記事詳細

【有名人のメンタル事情】孤独が寿命を縮め、病気を引き起こす 一芸に秀でた人も例外ではない (1/3ページ)

 飲酒、運動不足、肥満よりも寿命を縮めるリスクが大きい。糖尿病や認知症の要因になる--。

 こうした研究結果が相次ぎ、体への影響が指摘されているものの正体は、一体何でしょう? 答えは「孤独」です。有名人のメンタル事情を見てきましたが、スポーツ選手、芸能人などそれぞれ一芸に秀でた人にも、「孤独」がつきまとうのではないでしょうか。

 心のありよう、精神の状態がいかに身体と密接に関係しているかを改めて示しているようで、精神科医として非常に興味深く感じます。

 3年前、イギリスに孤独を担当する大臣が誕生しました。「孤独大臣」という名前の斬新さに驚きましたが、うなずける話です。冒頭のように、孤独がもたらす悪影響は、科学的にも裏付けられているのですから。

 イギリスでは6500万人の国民のうち900万人が日常的に孤独を感じていると報道されています。その後、世界をコロナ禍が覆いました。たび重なる都市封鎖や行動制限によって、他者と会い、対面で話し、触れ合うといった機会が激減したのです。情勢が悪化していることは間違いありません。

 翻って気になるのは、わが国の状況です。昔から日本では、孤独を良いイメージで語ることが少なくありません。「孤独が人を成長させる」とか、「独りになって自分を見つめ直す」とか。コロナ以前からはやっていた1人飲み、1人メシ、ソロキャンプといった現象もあります。

関連ニュース