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【ここまで進んだ最新治療】男性不妊の顕微鏡手術 執刀医の負担減る「ホークアイ・サージェリー」 3Dモニター映像で患者も安心 (2/2ページ)

 「従来の手術用顕微鏡の倍率は最大12・8倍ですが、オーブアイは電子ズームを併用すると最大26倍になります。精索静脈瘤手術では、逆流している静脈のすべてをしばり、大事な動脈・リンパ管・神経はすべて温存する難しい手術になります。その鑑別も従来に比べ容易になりました」

 精巣精子採取術は、精巣内に600~1200本ある精細管の中から、精子が存在しそうな精細管を見つけ出し、精子を採取する。オーブアイを使うと鮮明な画像により、精子の存在する精細管が見つけやすいという。

 同センターの顕微鏡手術は、全例をホークアイ・サージェリーで行っており、これまでの実施件数は約120例(6月現在)。平日は毎日1~2例実施している。どの手術も手術時間が10~15分短縮でき、手術の精度が上がっているという。

 また、オーブアイはデジタル画像なので、将来的には人工知能(AI)による手術画像の解析が進むことが期待される。(新井貴)

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