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【週末、山へ行こう】谷川岳を一望に見渡す絶景 白毛門(群馬県) 標高1720メートル (1/2ページ)

 JR上越線土合(どあい)駅の北側に位置する、ちょっと不思議な名前の山。谷川岳周辺の山の中では、駅から歩くことができ、日帰り可能で人気の山のひとつだ。名前の由来はいくつかあるが、山頂直下にあるジジ岩、ババ岩が雪を冠ったときに、ふたつの岩が門のように見える、あるいは山頂付近が白髪の頭のように見えるなど、積雪期のジジ岩とババ岩の見た目が山名に影響を及ぼしているようだ。

 白毛門(しらがもん)は「試練の山」であると思っている。標高約650メートルの土合駅から1720メートルの白毛門の山頂へは、登山道に取り付いてから山頂まで急登続き。標高差1000メートル以上をひたすら登っていく。松ノ木沢ノ頭までは美しい樹林。夏にこの山を歩くと、山麓方面から「キャー!」と楽しそうな歓声が聞こえてくる。湯檜曽(ゆびそ)川でキャニオニングを楽しんでいる人たちの声だ。自分は汗にまみれて急坂を上っているのになあ、とうらやましいような悔しいような気持ちになる。樹林を抜け、松ノ木沢ノ頭で山頂までの稜線(りょうせん)がきれいに見渡せると、だいぶ登ってきたという喜びと、まだあんなに先が長いのかと切ない気持ちになる。

 息を切らして登り切った白毛門の山頂は、それほど広くないものの、期待を裏切らない絶景ポイントだ。山頂周辺にさえぎるものはなく、360度の展望が広がる。目の前には谷川岳や一ノ倉岳など谷川の山々が連なり、天気に恵まれれば谷川の山々の左手に浅間山や富士山も眺められる。

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