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【食と健康 ホントの話】体を洗っても消えない「疲労臭」はビフィズス菌で解消 (1/2ページ)

 汗をかく夏は、体臭が最も気になる季節。多くの場合、毎日体を洗って、汗をかいたらこまめに拭き、洗濯をした服に着替えるなどすれば、気になるほど臭うことはない。しかし皮膚を清潔に保っていても、消えない臭いがある。それは「疲労臭」の可能性がある。

 疲労臭は、一般的な汗臭や、30~40代の男性に多く発生する「ミドル脂臭」、50代以降に増える「加齢臭」などとは違うメカニズムで発生する。ごく簡単に説明すると疲労臭は血管由来、汗臭やミドル脂臭、加齢臭は皮膚の表面由来の臭いだ。臭いに詳しい、東海大学理学部化学科の関根嘉香教授によると、臭い(皮膚ガス)の発生のメカニズムは3種類あるという。

 (1)表面反応由来…汗の成分や皮脂が常在菌によって分解されたり、酸化したりして発生する

 (2)皮膚腺由来…血液中に存在する化学物質が、汗腺から体外に出て発生する

 (3)血液由来…血液中の化学物質が、皮膚表面から直接出てくる

 「疲労臭の正体は、アンモニアです。タンパク質の代謝の過程で作られる、揮発性の高い(蒸発しやすい)成分なので、血液中にあれば皮膚の表面から直接出てきます。そのため、皮膚の表面をいくら洗っても臭いは落ちません」

 アンモニアは、タンパク質が消化されてアミノ酸になり、大腸内のアンモニア産生菌によってアミノ酸が分解されて作られる。腸管を通って血液に移行、肝臓に運ばれて無害な尿素に変換されて、尿になって出ていく。これが一般的なアンモニアのルートだ。

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