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【今から始めよう!70代まで働く健康術】高齢者糖尿病患者の死亡リスクを左右する「8つの質問」 (1/2ページ)

 高齢の糖尿病治療は、日常生活動作(ADL)の低下や、認知機能の低下で血糖値コントロールが難しくなる。そのため、治療のガイドラインでは、認知機能やADLによって血糖コントロール目標値が異なることを前回紹介した。目標値のカテゴリーはI~IIIの3つに分類され、IIIに移行するに従って重症になる。

 「高齢者の糖尿病治療では、カテゴリーIIの人をいかにカテゴリーIに戻すかというのが重要です。カテゴリーIにすることで死亡リスクを減らし、健康寿命も長くなり、治療も行いやすくなるからです」

 こう話すのは、東京都健康医療センターの荒木厚副院長(内科総括部長兼務)。高齢者糖尿病の疫学調査「J-EDIT」や、それに基づく「高齢者糖尿病診療ガイドライン2017」の策定に尽力。血糖コントロール目標値で示されているカテゴリー分類と死亡リスクを検証し、改めて「生活機能の維持の重要性」についての論文を今年5月に発表した。

 「診療で患者さんのカテゴリー分類を行うときには、生活機能を評価する『DASC-8(認知・生活機能質問票)』を用いています。8つの質問の点数でカテゴリー分類を行い、合計点が高い程、カテゴリーIIIになって死亡リスクも上がります」

 「DASC-8」の質問内容は、別項を参考にしてほしい。「ひとりで買い物ができますか」など、今も現役で仕事を人ならば「問題なくできる」と答えるような質問が並んでいる。だが、安心するのは早い。

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