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【ここまで進んだ最新治療】鎖骨下に装置を移植し、閉塞性睡眠時無呼吸症を治療する舌下神経電気刺激「HNS法」 今年6月から保険適用 (1/2ページ)

 睡眠中に気道がふさがり、無呼吸や低呼吸を繰り返す「閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)」。治療は一般的に、軽症なら下顎を前方に引き出すことで気道を広げる「歯科装具(マウスピース)」、中等症や重症では鼻にマスクを着けて空気を送り気道を広げる「CPAP療法」が行われる。

 また、のどちんこの一部を切除してのどの空間を広げる「手術」が行われる場合もある。そして、今年6月に「舌下神経電気刺激療法(HNS)」という新しい外科治療が保険適用になった。ただし、実施する医師は所定の研修を受ける必要があるので、いま日本耳鼻咽喉科学会を中心にその準備が進められている。

 HNSは、どんな治療法なのか。睡眠呼吸障害を専門とする獨協医科大学病院/耳鼻咽喉・頭頸部外科の中島逸男准教授が説明する。

 「HNSは、『インスパイア』という名称の小さな電気刺激装置を鎖骨下に植込んで、装置本体からのびている刺激リードによって顎下にある舌下神経に微弱な電気刺激を与えます。すると、のどに落ち込んでいる舌が収縮して前に出ることで、のどの空間が広がるという仕組みです」

 対象となるのは、CPAP療法に適さない患者。CPAPは就寝時に特殊なマスクを着用するので、不快感やわずらわしさから約3割の患者が続けることが困難とされる。

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