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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】「摂食機能障害」治療の数少ない専門家 昭和大学歯学部教授・弘中祥司さん (2/2ページ)

 「経管栄養だと塩分や旨味成分が少ないので、塩味や、グルタミン酸などの旨味に興味を示す子がいる。お出汁やラーメンスープを口に入れて、初めて感じるおいしさに驚いて目をパチパチさせて喜ぶ子供もいる。やり甲斐を感じる瞬間です」

 専門家の数が絶対的に少ない領域だけに、摂食機能障害の子供を持つ親が、弘中教授を頼って全国からやって来る。こうした医療分野があることをぜひ記憶にとどめておきたい。 (長田昭二)

 ■弘中祥司(ひろなか・しょうじ) 昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座口腔衛生学部門教授。1967年、山口県生まれ。94年、北海道大学歯学部卒業。同大歯学部附属病院助手(咬合系歯科)、昭和大学歯学部口腔衛生学教室准教授を経て2013年から現職。現在、昭和大学口腔ケアセンター長を兼務。日本障害者歯科学会理事長・専門医指導医。国際障害者歯科学会元理事長。歯学博士。趣味は「料理と食べること」。

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