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【BOOK】仕事だけではない「自分の人生」送る “ほのぼのマンガ”で伝える お笑い芸人・矢部太郎さん『ぼくのお父さん』 (1/3ページ)

 大家さんとの交流を描いた『大家さんと僕』でマンガ家としての才能を発揮した人気お笑い芸人の矢部太郎さん。このたび新たな1作を世に送り出した。独自のライフスタイルを貫く父親と子供の頃の交流を描いた“ほのぼのマンガ”が伝えるものは。 文・竹縄昌/写真・酒巻俊介

 --大家さんシリーズ以来の新たな1冊です

 「マンガの依頼をいただけてうれしいですし、こうやって1冊に描けてよかったです。“大家さん”のときは僕から見た大家さんを描いていたのですが、今回は、どっちかというと子供の頃の僕よりも、お父さんに僕が重なっているようで不思議な気持ちがします」

 --今回はお父さんを描いたらどう、という周囲の勧めもあったとか

 「父親本人からもそう言われたんですが“はいはい”と適当に返事をしていた一方で、いっぱい描けそうなことはあるなあ、とは思っていました。でも具体的に面白くなりそうだと思ったのは、父が僕の小さいころのことを絵日記に描いてたノートがあって、これならディティールまで描けるし、また子供の思い出を描いただけではないことが描けると思いました。1年半ぐらい前のことでした」

 --絵本作家のお父さんはマイペースな生活ぶりだったそうですね

 「父が仕事、仕事みたいな生活を選んでいなかったのは子供ながらにわかっていて、世の中のお父さんとは違う生き方をしているんだなと思っていました。どっちがいいか悪いかではなくて、お父さんはこっちを選んでいるんだ、と思っていて、今でも僕自身、それぞれの人が選んで自分の人生を生きているというふうに思ってます。良い悪い、ということじゃないです」

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