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【本当は怖い「むくみ」の原因と対策】長時間デスクワークのむくみに潜む「5大疾患」 腎臓、肝臓、心臓、甲状腺、深部静脈血栓症 (3/3ページ)

 「コロナ自粛の運動不足で、長時間のデスクワークをしているときにも、深部静脈血栓症を起こす可能性があります。水分を適切に摂取する、ときどき立ち上がる、身体を動かすなど、脚の血流をよくすることが予防につながります」

 次回は、体重が増加する病気のむくみについて紹介する。 (取材・安達純子)

 ■むくみの原因となる主な病気 

□心不全…心臓がポンプ機能を果たせなくなることで、足からの血流を戻す圧力が減少し、停滞することでむくみが生じる

□肝硬変…肝臓でタンパク質を作れなくなると、血液の成分構成が変わって血管の外へ水分が出やすくなりむくんでしまう

□ネフローゼ症候群…たくさんのタンパク質が尿と一緒に排出されてしまう病気で、血液の成分構成が変わることでむくみが生じる

□橋本病…甲状腺機能が低下することで代謝機能も落ち、体内に水分がたまりむくむ

□深部静脈血栓症…脚の静脈が血栓で詰まるため、血液が心臓に戻ることができずにむくむ。片方の脚だけがむくむときには要注意

 ■菅野義彦(かんの・よしひこ) 東京医科大学病院副院長、腎臓内科学分野主任教授。1991年慶應義塾大学医学部卒。同大学院医学研究科、米国留学、埼玉社会保険病院腎センター、埼玉医科大学腎臓内科、慶應義塾大学医学部血液浄化・透析センターを経て、2013年東京医科大学病院腎臓内科主任教授に就任し、現在に至る。

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