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【本当は怖い「むくみ」の原因と対策】「体重むくみダイアリー」で病気発見 高塩分食や飲酒量も記載できればベター (2/2ページ)

 病気とは関係なく、夕方に脚がむくむ人もいる。靴がパンパンになって、脚がだるくて鈍痛まで生じる。長時間のデスクワークや立ち仕事などをしていると、重力に従って余分な水分が脚の方へたまるため、誰にでもむくみは起こりうる。だが、その解消法として、夏が過ぎたら水分を控えるというのは、危険な行為だという。

 「水分不足で血液量が不足すると、腎臓に大きなダメージを与えることになります。壊れてしまった腎機能はもとに戻すのが難しい。また、腎機能が低下すればむくみが生じるため、水分を控えるというのは逆効果です」

 こう語る菅野副院長おすすめの「むくみ解消法」(別項)をぜひ参考にしてほしい。

 すでに腎機能が低下している人は、主治医と相談しながら食生活の改善を。いずれにしてもむくみを侮ることなかれ。異変に気づいたら、コロナ禍でもためらわず医療機関の受診を。 (取材・安達純子)

 ■菅野義彦(かんの・よしひこ) 東京医科大学病院副院長、腎臓内科学分野主任教授。1991年慶應義塾大学医学部卒。同大学院医学研究科、米国留学、埼玉社会保険病院腎センター、埼玉医科大学腎臓内科、慶應義塾大学医学部血液浄化・透析センターを経て、2013年東京医科大学病院腎臓内科主任教授に就任し、現在に至る。

 ■菅野副院長おすすめの「むくみ解消法」

 □デスクワークでは30分に1回は立ち上がり、ふくらはぎを動かすようにする

 □立ち仕事では加圧ソックスを活用し、血液が心臓に戻りやすくする

 □仕事の合間に足首からふくらはぎに掛けて、両手で上に向かってマッサージをする

 □仕事の後には38~40度程度の湯船に5~10分浸かり、脚の血行を良くする

 □クッションなどで脚を心臓の位置より高くして寝る

 □食塩のとり過ぎや多量飲酒は控える

 【おわび】7~9日発行の紙面で、菅野副院長の病院名を一部間違えていました。おわびします。

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