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【週末、山へ行こう】雲上の秘湯と秋の大展望 篭ノ登山(長野・群馬県) 標高2227メートル (1/2ページ)

 「かごのとやま」。なんとも言葉の響きが美しい山だ。漢字で書くと「篭ノ登山」、これまた美しい。最も天に近く、神様の力を授かる場所=加護の塔と名付けられたのが山名の由来だという。お隣の水ノ塔山(みずのとやま)と合わせて、一度聞いたら忘れられない、心惹かれる山名だ。長野県と群馬県を分ける尾根上にそびえる。

 登山口の高峰温泉で既に標高は2000メートル近く。少し樹林を進めばすぐに高山の趣となり、絶景を楽しみながらの稜線(りょうせん)散歩となる。それほど広くはないが展望のよい水ノ塔山を過ぎ、ちょっとした岩場歩きを楽しみながら篭ノ登山へ。篭ノ登山は西篭ノ登山と東篭ノ登山のふたつのピークを持つ。三角点があるのは東篭ノ登山のほうだ。

 岩がゴロゴロとした広場状の東篭ノ登山は、さえぎるもののない360度の大展望が自慢。間近に見える山は浅間山、西側に連なっているのは北アルプスの山々。南側に目をやれば八ケ岳の姿も。天気がよければ、日の光を浴びて、景色を眺めながらぼーっとし続けたくなる絶景ポイントだ。

 湿原植物の宝庫である池の平まで足を伸ばして周回しても、歩行時間は4時間半程度。とはいえこの山に「日帰り」で訪れるのはもったいない。登山口には、登山客のみならず温泉愛好家にも人気の高い雲上の秘湯・高峰温泉がある。公共交通機関利用なら、初日に高峰温泉まで入ってゆっくり滞在し、翌朝に登山を楽しむ1泊2日の山旅がおすすめだ。

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