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【HPVワクチンに女性も男性も注目せよ】男性のウイルスはペニスに長期存続 感染したらパートナーも検査を (3/3ページ)

 「財団研究では、男性患者31人(初診時29~86歳・平均年齢65・5±16・1歳)の亀頭HPVを10年間以上にわたり経過観察しています。その結果、亀頭HPVは長期存続し、約3分の2の患者はHPVの再活性化により亀頭上皮から常にHPVが排泄され、残る3分の1は断続的にHPVが排泄されていることが明らかになりました」と北村氏。その上で、「男性の亀頭HPVは、長期に存続する可能性が極めて高いです。男性のHPV感染の予防にはペニスの亀頭部を清潔にすることは大切ですが、ただ洗うだけでは限界があり、理想はHPVワクチンの接種だと考えます」と話す。

 ある程度のHPVは個人の免疫力機能により排除されるものの、加齢やストレスで免疫力が下がると感染のリスクは高まる。もし、イボに気づいたら、すぐに検査・治療を。そして自分が感染していたらパートナーにも検査を促してほしい。 (熊本美加)

 ■北村唯一(きたむら・ただいち) 医師。東大名誉教授。1973年、東京大学医学部卒業。公益財団法人性の健康医学財団理事長。医療法人社団自靖会親水クリニック院長。天皇陛下(現・上皇さま)の前立腺がん主治医を担当した。

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