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【コロナ禍が助長するこころの病】菅首相の退陣も「適応障害」の可能性…過度のストレスが影響か (1/2ページ)

 長引くコロナ禍。デルタ株をはじめ次々と現れる変異株の影響で、この先も“ウィズコロナ”社会が続くでしょう。そこで心配されるのが、日本人のメンタリティーです。こころを病む人は増え続け、心療内科や精神科は患者さんの来訪が絶えません。最近の報道を元に、その実態を3回にわたって追います。

 ウィズコロナ社会ほど、ストレスフルな社会はありません。なにしろ、行動は制限され、言動すらいままで以上に気を使わなければならないからです。そのため、「適応障害」の症状を見せる人が増えています。

 適応障害は、簡単に言うと、過度のストレスに適応できないために、精神や身体に異常をきたすことです。さまざまな症状が現れますが、日常生活をうまく送れなくなる疾患です。うつ状態に陥ったり、判断力が悪くなったり、あるいは突然、攻撃的になったりすることがあります。

 その意味で、これまでの菅義偉首相の行動、言動を見ていると、適応障害では? と思うことがしばしばありました。

 今回の政局を招いた総裁選不出馬ですが、「コロナ対策に専念したい」「総裁選との両立は難しい」は、まったく理由になっていません。支持率の低下、党内での「菅降ろし」が理由なのは誰にでもわかります。なのに、このように強弁してしまうのは、本人が本当にそう信じ込んでいるか、あるいは、現実から逃避したいかのどちらかでしょう。

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