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【カワノアユミの盛り場より愛を込めて】なぜ関西人は東京でぼったくりに遭うのか…徹底的な違い、客引きに対する意識の違い (1/2ページ)

 新型コロナの感染拡大から1年余り。ワクチン接種が徐々に進む中で酒類を提供する飲食店の規制はまだ緩和されそうにない。今年7月、東京五輪真っ只中の東京、関西から取材のために訪れた筆者は都内のキャバクラでぼったくりに遭った。ぼったくりといってもレディースドリンクを1500円と聞いていたのに、それはシングルサイズの料金でキャバ嬢達が頼んでいたのはダブルサイズで1杯3000円だったという微々たるもの。その程度で騒ぐつもりはないが、ふと関西に住み始めた頃に言われた言葉を思い出した。

 「ワシ、歌舞伎町のキャバクラでボラれたことあるねん」

 梅田のキャバクラに勤務していたときに客から何度か言われたことがある。話を聞いているうちに関西人は東京でぼったくりに遭ったエピソードを1つは持っているという結論に至った。なぜ、関西人は東京でぼったくりに遭いやすいのか? 調べてみると東京と大阪の夜の街には徹底的な違いがあることが分かった。

 関西人がキャバクラに入るとき、まず店の客引きと仲良くなるという。2014年、大阪では繁華街のキタ(北区)とミナミ(中央区)の大部分を業種問わず客引き行為を全面的に禁止区域にすると発表した。しかし、禁止区域であっても店の敷地から1㍍以内の範囲であれば規制の対象外。黒服やオーナーが店前に立ち呼び込みをしている姿を度々見かける。

 その客引きと仲良くなったところで交渉に入り、納得した上で入店する。キャストのドリンクや指名交渉はそこからだが、大阪ではそのような揉め事を防ぐためにレディースドリンクを込みのセット料金にしている店もある。つまり、関西人にとって客引きは信頼おける人物なのだ。

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