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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】国民皆保険の日本で“医療放置” 「パルスオキシメーター」の配布を (1/2ページ)

 前回は新型コロナウイルスの新規感染者で医療機関にかかることのできない自宅療養者についてお話ししました。その自宅療養者の容体が急変して病院に搬送されることなく自宅で命を失う事例が急増しています。わかりやすくいいますと、医師の診察も受けられないまま死亡してしまうのです。

 こうした自宅療養者の急死は、今年初めに発生した第3波の流行でも見られました。第3波の最中にあった1月には全国で132人だった自宅療養者の急死が、今年8月だけで250人と2倍に増えました。テレビは医療逼迫(ひっぱく)とか医療崩壊などと報じていますが、患者さんから見ると医療放置されているようなものです。

 医療の基本は診断と治療です。医師の診察を受け病気がわかったら治療が決まります。かつては治療法がなくて患者さんが放置されたこともありました。そうした病気の代表が結核です。若いころに見た映画『あゝ野麦峠』の主人公が物置に放置され死んでいくシーンを思い出します。国民皆保険を誇る日本の出来事とは思えません。

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