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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】ブレークスルー感染、ブースター接種、野戦病院…テレビのコロナ用語は「適切な表現」なのか

 今回はテレビが使っている新型コロナウイルス感染に関する用語について考えてみたいと思います。まずはブレークスルー感染という言葉ですが、ワクチン接種後の再感染と理解すればいいと思います。ワクチンが作る抗体も半年もたてば減少しますから免疫効果も低下します。そのため3度目の接種が必要になります。

 ワクチンを接種しても感染することは、インフルエンザのワクチンを打ってもインフルエンザにかかった経験のある人が少なくないことからも分かります。新型コロナウイルスは今後、インフルエンザと同じように、毎年ワクチンを接種するようになると思います。今後の3度目の接種についてブースター接種という言葉が使われていますが、この先もブースター接種という言葉が使われるのでしょうか。

 2度目のワクチン接種を終えた人が、新型コロナウイルスに感染してしまうことも問題になっています。感染者が急増すると登場する言葉が、医療逼迫(ひっぱく)と医療崩壊ですが、亡くなった自宅療養者から見れば医療放棄といえます。

 一方、9月に新型コロナウイルスに感染して東京都内のホテルで療養していた感染者が容体の急変でなくなりました。東京都内でホテルや施設で死亡したケースは初めてのことです。都内の宿泊施設での療養者は累計6万人を超えるのに亡くなっているのは1人なのです。

 自宅療養者の死亡者数が300人を超えることを考えると驚きですが、テレビはホテルの医療が十分ではなかったと報道しています。ホテルや施設での療養に、コロナ対策の最大のテーマである命を守る可能性があるように思います。

 野戦病院という言葉も気になります。いくらコロナ禍と言っても戦争ではありませんから、仮設病院や特設病院でもいいと思われます。

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