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【週末、山へ行こう】常緑樹の森と変化に富んだ展望の海岸歩き 城ケ崎ピクニカルコース(静岡県)標高35メートル (1/2ページ)

 気温がだいぶ下がり、晴れていても吹く風が少しひんやりとするようになってきた。海岸歩きに心地よい季節の到来だ。海水浴は夏の楽しみだが、海岸沿いを歩くウオーキングは秋から冬の楽しみだ。晴れていても日差しが柔らかく、歩いていて心地よい秋から冬は、海岸歩きの適期なのだ。

 海岸歩きの好ルートとして真っ先に思い浮かぶのが伊豆・城ケ崎海岸。約4000年前の大室山の噴火で、海に流れ込んだ溶岩によって造り出された荒々しい岩礁。海岸沿いにウオーキングコースが整備されていて、なかでも城ケ崎口から伊豆海洋公園までの約3キロメートルの区間「城ケ崎ピクニカルコース」は、変化に富んだ景観が楽しめる人気のルートだ。

 温暖な気候の伊豆ならではの常緑樹の森が海の際まで広がり、海岸の際に出てからは水平線を眺めながらの歩きとなる。晴れた日は空の色を映したような深い青色の海が美しく、遠くには伊豆七島の島々が眺められる。岩が複雑に入り組んだリアス式海岸を間近に眺めることができ、細い入り江に勢いよく海水が引き込まれてしぶきをあげる様子も迫力満点だ。

 かつてボラ漁で使われていた魚見小屋や、黒船を迎え撃つために造られた砲台の跡などの見どころも点在していて、なかなか興味深い。コースのハイライトは門脇吊り橋。海からの高さは23メートル、なかなかの高度感ではあるが、橋からの眺めはすばらしい。その先の門脇埼灯台の展望台に登れば天城連山など伊豆の山の景色も楽しめるのだが、こちらは現在閉鎖中。入場可能になったら、ぜひ訪れたいところだ。

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