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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】大学病院激戦エリアで辣腕を発揮 「学部との連携」強み 日本大学病院消化器外科教授・山下裕玄さん (1/2ページ)

 JRの御茶ノ水駅と東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅から徒歩3分と交通至便の場所にある日本大学病院。2021年、こちらの消化器外科教授として赴任した山下裕玄医師は、胃がんと食道がんの診断と治療を中心に消化管全体の診療に当たる外科医である。

 母校の東大病院や国立がんセンター(当時)で高度な技術と知識を身に付け、満を持しての移籍となった。

 近隣には東京医科歯科大病院や順天堂医院、その先には東大病院や日本医大病院と、日本屈指の大学病院が集結する激戦エリア。ここで山下医師は何を武器にしていくのか。

 「東大病院でやっていた腹腔内化学療法という治療法は積極的に進めていきたい。胃がんの腹膜転移で従来なら『治療成績が厳しい』と言われる状態の患者さんの腹腔内に、直接抗がん剤を注入していく治療法です。健康保険の適用外なので自由診療になりますが、これで腹膜転移が見た目に消失することもあったり、がんが縮小して手術が可能になったりすることもあります。特にスキルス胃がんのように若い患者さんが多いので、期待される治療法です」

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