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【週末、山へ行こう】下山ルートは「つるつる温泉」一択 日の出山(東京都)標高902メートル (1/2ページ)

 なんともめでたい響きの名前だ。日の出山は、東京都青梅市と日の出町の境にそびえる山。標高1000メートルに満たない低山ながら、ご来光登山の人気スポットで、山頂で初日の出を見るために登る登山者も多いという。

 もちろん、日の出を見るためでなくても楽しい山だ。ハイキングコースはよく整備され、首都圏のハイカーに人気のある山のひとつだ。最短かつ初心者でも気持ちよく歩けるのは、御岳山からの縦走ルート。ケーブルカーで御岳山の山頂近くまで上がり、御岳山でお参りをしてから関東ふれあいの道を経て日の出山へ。針葉樹の林のなか、なだらかな道をぽくぽくと歩き、最後にひと登りで山頂だ。

 長く尾根歩きを楽しむなら武蔵五日市駅から金比羅尾根を登るのもいいだろうし、早春なら吉野梅郷(ばいごう)でお花見をしてから日の出山に向かうのもよさそうだ。金比羅尾根はかなり距離が長い。登り切って山頂直下に出たところで、歩いてきた尾根がずっと見渡せると、自分をほめてあげたくなる。

 山頂は広々としている。東側は関東平野が眼下に見渡せて、天気に恵まれれば都心のビル群やスカイツリーも眺められる。西側には御岳の山上集落が間近だ。南側に連なるのは丹沢の山々。秋から冬にかけては空気が澄み、遠くの山々の眺めもクリアだ。

 山頂には立体的で分かりやすい山名盤があるのだが、先日残念な場面に出くわした。ベテランハイカーとおぼしき熟年男女のグループが、山名盤のすぐそばで宴会をしていた。リーダーらしい男性は山名盤の端に自分の荷物を散らかし、飲んだビールもこぼしていた。山を訪れてすばらしい景色に出合い、山名の解説があればじっくり見たいと思わないだろうか。そのそばで大騒ぎをされたら見るのを躊躇(ちゅうちょ)しないだろうか。

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