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【ベストセラー健康法】楽しみながらウオーキング長続き 「ぬりつぶし健康ウオーキング 歩数計でゆく東海道五十三次」 (2/2ページ)

 つまり、実際に歩くのは自宅の近所でも、それを「東海道」に置き換えて、観光気分を楽しみながらウオーキングを持続させる、というのが本書の狙いなのだ。

 早速、56歳の記者も試してみた。スマホで勝手に計測される歩数を距離に直し、マップに記された1キロごとのポイントを塗りつぶしていく。9月の1カ月間で記者が歩いた歩数は15万6430歩。これを距離に直すと119・7キロとなる。これを日本橋から日々塗りつぶしていくと、静岡県の三島と沼津の中間あたりまで進むことができた。富士山をきれいに望むあたりだ。

 やってみるとわかるのだが、最初は実際の歩数を距離換算する計算にてこずる。歩数に歩幅をかけると積はセンチメートルなので、これをキロメートルに直すには10万で割ればいいのだが、たったこれだけの計算でも桁を間違えて戸惑ったりする。

 しかし、ここで脳を使うこと(大した計算ではないのだが)も健康づくりをアシストするのだろう。

 何より、日々塗りつぶされていくマップを見ると、そこには「実績」や「成績」、見ようによっては「貯蓄」といった雰囲気が漂い、想像以上の達成感を得ることができるのだ。

 「歩数を書き込んでいくだけで、まるで東海道を歩いて旅している気分に。ぜひこの本で散歩をもっと楽しんでください!」(柿内氏)

 コロナがさらに終息したら、この本を持って実際に東海道のあちこちを巡ってもいいだろう。そんな楽しみを持たせてくれる一冊だ。 (竹中秀二)

■1日の歩数と

「予防できる病気・病態」の関係

□2000歩=寝たきり

□4000歩=鬱(うつ)病

□5000歩=認知症、心疾患、脳卒中など

□7000歩=がん、動脈硬化、骨粗しょう症、骨折

□7500歩=筋減少症、体力低下

□8000歩=高血圧症、糖尿病、脂質異常症、メタボ(75歳以上)

□1万歩=メタボ(75歳未満)

□1万2000歩=肥満

 ※歩行は中程度の早歩きを想定

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