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【BOOK】必要なのは健康と友達 『オレたちひょうきん族』で気絶しながら仕事、46歳では乳がんに… タレント・山田邦子さん『生き抜く力』 (1/4ページ)

 東京の下町で育ったお笑い好きの少女が“勘違い力”を武器に芸能界にデビューして40年。「テレビで見ない日はない」という絶頂期と低迷期を経験しながら、何事も一生懸命で純粋に、たくましく生き抜いてきた山田邦子さん。挑戦を続けるパワーの源は何だろう。(文・高山和久/写真・酒巻俊介)

 --還暦という節目の年に刊行。書名も力強い

 「たいした人生じゃないですからお誘いをお断りしていたんですが、60歳になってもう一度自分を振り返ってもいいかなと思い、気合を入れて書きました。『生き抜く力』というタイトルの中には“息を抜く”という意味も込められています」

 --東京の下町に生まれ育ち、近くには寄席も

 「人形町末廣があった頃で、ちょくちょく通っていました。7、8歳の頃、初代(林家)三平さんの高座にわざと少し遅れて入ると『いま来ると思いましたよ、かわいいお嬢さん。はい、座って』と三平さん。そのとき、私がわざとつまずくと客席が沸く。今思うと嫌な子供だと思ったでしょうね。私のネタを拾ってくれる『さすが三平さんだ!』と思いましたね。私の住んでいた町には、こういう噺家さんやお相撲さんも歩いていたし、芝居がはねた歌舞伎役者さんが近所のドジョウ屋さんによく来ていたという環境なので、有名人との距離が近かったという感じ。その世界に簡単に足を踏み入れることができるのでは…。そんな勘違いがあったから、今の私があるんですね」

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