【ベストセラー健康法】在宅医が助言する最期の時間の過ごし方 『納得できる最期のために「在宅死」という選択』(大和書房) (3/3ページ) ベストセラー健康法
刊行した思いについて、著者は言う。
「終末期の患者さんご本人とご家族が、できるだけ後悔少なく生き抜いてほしい、という思いから出版しました。終末期においては『現状を理解して、選択肢を知ること』が大切で、その選択肢の一つが『在宅医療』。終末期では病院とほぼ同じ緩和医療が可能です。多くの方々に『家で逝く最期も選べる』ということを知っていただけたら幸いです」
いかに生きるかを自分で選択することが大切であるように、いかに逝くかも非常に大切な問題である。 (田幸和歌子)
■「納得いく最期」を迎えるための11の条件
1、本人や家族が、病気の段階を理解する
2、「最期の過ごし方」をお任せにしない
3、思いは言葉にして伝える
4、ゴールは、穏やかに過ごすこと
5、病気や死を誰かのせいにしない
6、本人と家族・身内で、できるだけ隠し事はしない
7、医療・介護スタッフに心をひらく
8、看取る人も後悔しないように
9、いなくなった「あと」のことも考える
10、遠い親戚に気をつける
11、「後悔しない死」を求め過ぎない
※詳細は本書を参照