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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】膀胱がんの「膀胱温存治療」で日本の代表的存在 国際医療福祉大学成田病院(千葉県成田市)腎泌尿器外科部長・宮崎淳さん (1/2ページ)

 小倉智昭氏も手術を受けたことを公表した「膀胱(ぼうこう)がん」。前立腺がんと並ぶ男性の重大疾患として注目度は大きい。

 この膀胱がんの「膀胱温存治療」の分野で日本を代表する存在なのが、国際医療福祉大学成田病院腎泌尿器外科部長の宮崎淳医師だ。

 一般的には膀胱がんの場合は膀胱を全摘することが多いのだが、この場合、回腸で膀胱を代用する“袋”を造設するか、人工肛門のように専用のバッグを腹部に装着して排尿することになり、患者のQOLは低下する。

 これに対して宮崎医師が取り組むのは、内視鏡治療と化学療法、そして放射線治療を組み合わせたもの。

 「膀胱機能だけでなく、性機能も一定程度残せることが多い治療法。3カ月程度は入退院を繰り返すことになるが、それでも温存治療を希望する患者さんが全国からやってきます」(宮崎医師)

 全国的に見ても膀胱がんに対する膀胱温存治療を実施している施設は少なく、患者はネットの記事などで宮崎医師の存在を知ってたずねてくる。

 「相談に来られる患者さんの6~7割が温存治療の適用となっています」というから、これは知識として持っておいて損はないはずだ。

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