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【BOOK】科学的でない霊現象を受け止める「大切さ」 僧侶と医師の話聞き、除霊の「記録」を決心 作家・奥野修司さん『死者の告白』 (2/3ページ)

 --金田住職から何度も除霊を受けた高村英(えい)さんとは

 「除霊を受けた当時は20代前半でした。地元の看護学校を出て、介護施設で看護師をしていました。医療のことをよくご存知だったから、自分の憑依現象に悩んでいたんだと思います。2012年までは、憑依されたことがなく、金田住職に除霊の儀式を受けた期間だけが特殊だったようです」

 --除霊とは何か、現代社会において人はなぜ除霊をすると思いますか

 「わかりません。憑依を精神疾患の一種という方もいますが、アメリカ精神医学会が作成しているDSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)でも診断できない人が一定数いるそうです。ただ、私は霊を信じているわけではありません。霊現象が事実であれば、それを素直に受け止めようというスタンスです」

 --霊体験に興味を持ったきっかけは

 「冒頭にお話ししたお二人に出会ったことです。ただ、霊の存在を信じていないのに、それを書いてみようと思った背景には、前著でお迎え現象について調べたことが大きいと思います。私が小さい頃はお葬式でもよく聞いたし、当たり前のことでした。科学で理解できないから否定するのではなく、事実であればまず受け止めることが大切だと思います」

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