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【松浦達也 肉道場入門!】気取らずに“肉もりもり”のイタリア料理 東京・用賀「スポルカチョーネ」 (1/2ページ)

 ★絶品必食編 

 「ハムもり」「ハムもりもり」「メガハムもり」。

 カウンターイタリア料理店のメニューの話である。

 冒頭のメニューは文字通り、コッパ(肩ロースの生ハム)やクラテッロ(臀部の生ハム)などのイタリア産ハムの盛り合わせ。

 “もり”という文字の数で、盛りの量が変わる。というように、メニューはわかりやすい日本語で書かれていたりもするのに、メニューの端々からイタリアの楽しげで自由な匂いがぷんぷんする。

 昨年、用賀に開店した「スポルカチョーネ」(東京都世田谷区)。店名に「食べ散らかす」という意味があるように、この店は、好きなものを好きなように食べ散らかすのが楽しい店だ。

 例えばある平日の17時に訪れたら、買い物帰りの母子連れがカウンターで夕食を取っていた。その日の遅い時間には、イタリア人がハム盛りを食べながら、楽しそうにワイングラスを傾けていた。

 日本では「イタリア料理」と言われるとパスタやピッツァが想起されることが多い。日本のイタリア料理は、どこか偏っていたり、形式張ったりして定着してしまった。

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