【中高年の婚活Q&A】「男女共同参画」に自信がない 大事なのは、前向きに取り組む姿勢 (1/2ページ)
「3年付き合った女性と別れることになったのはひとえに私のせいです」
そう話し、口を真一文字に結ぶのは、埼玉県蕨市のKさん(42)。
「男子厨房(ちゅうぼう)に入るべからず」という古い家庭教育を受けたわけではないというが、実家暮らしで炊事も洗濯もしたことがなかったのは事実と明かす。
「家事は母と妹の仕事、そんな家庭でした。ですから、家事分担をいわれて弱り果てました」
家事をやろうとしないのではなく、できないのだと弁明するKさんに、彼女は絶望し、別れを切り出してきたという。
「それから半年はショックで何もできませんでした。でも、このままではいけないと思い立ち、婚活を始めたんです」
今どき、料理の1つもできない男が相手にされるはずもない。しかし、旗色の悪いKさんの婚活に転機をもたらしてくれたのが、非常事態宣言の解除。
「ウェブと実際に顔を突き合わすのとでは、切実感が違いますよ。それで料理学校をとネットで探していたら、神の恵みのような婚活パーティーを見つけたんです」