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小泉孝太郎

晴れ舞台(7/23)

 こいずみ・こうたろう 1978年7月10日生まれ、30歳。神奈川県横須賀市出身。2000年、「21世紀の石原裕次郎」のオーディションに応募するが、2次選考で落選。02年、「初体験」(フジテレビ系)でドラマデビュー後、俳優として活躍。来年の大河ドラマ「天地人」への出演も決まっている。21歳から始めたゴルフのベストスコアは86。「いまは95くらい。1カ月に1度、できればいいかな」。最近はフットサルもやっているという。

「速報!甲子園の道」は22−27日、「熱闘甲子園」は8月2−18日、朝日放送系で放送。
小泉孝太郎

【「白球の記憶」胸に】

 雲ひとつない青空。

 「撮影で雨が降った記憶がないんだよ。前日まで雨でもね」と所属事務所の幹部が話す。そんな“晴れ男”にふさわしい最高の舞台−甲子園球場のマウンドが用意された。

 「神聖な場所ですよね」

 ずっと野球を続けることを信じて疑わなかった小学生の頃の記憶が蘇ったようだ。空を見上げ、ホームベースへ視線を戻し、振りかぶって投げる。しぐさがきれいだ。

 「ボールを持って投げたかったなぁ。気持ちいいだろうなぁ」。右手の人さし指と中指でホームプレートにそっと触れた。

【「速報!甲子園の道」「熱闘甲子園」でナビゲーター】

 全国高校野球選手権大会はこの夏で節目の90回。その熱戦を地方大会からフォローする「速報!甲子園の道」と本大会を報じる「熱闘甲子園」、両方の番組のナビゲーターをつとめる。

 意外にも野球歴は長い。「小学校のころ、公園の遊びで一番楽しかったのが野球でした。私立の学校に通っていたんですが、野球のおかげで近所の友達が劇的に増えました」

 中学、高校ではサードを守った。醍醐味は「ライン際のボールのダイビングキャッチ」という。いまもはっきり記憶する高校の初ヒットは、「チームが打ちあぐねていたアンダースローの投手の球を、監督の指示通りライト方向へ打ったやつ。監督にほめられました」。思い出すと、自然にほおがゆるむ。

 しかし、その後、椎間板性ヘルニアを発症。「脊髄の下の部分の骨が細かったのに、守備練習で中腰の激しい動きを繰り返したので、どうしようもなくなった」。生まれて初めて味わった挫折だった。が、毎日2時間半のリハビリを自らに課し、手術は回避した。

 「だからなのかな。必死に練習していた高校時代の夢をよく見るんですよ。一昨日も見たばかり。あの悔しさはね…。ポッカリ心に穴が空きましたね」

 野球をできなくなった彼に同情せず、変わらず接してくれた友がいる。

 「大親友なんですよ。彼と一緒にいるときが一番自分らしいと思える。一緒だと、ものすごく酔っぱらうし、騒ぐし…。結婚式ではスピーチもやりました。最近、仲間の結婚が多いんですよ。僕? 30代でしたいなぁ。披露宴や新居に行くと、いいなぁと思いますしね」

【父譲りの”孤高”女性には直球勝負】

 どんな女性と結婚するのだろうか。

 「相手と、ぶつかり合うことは恐れない。自分の考え方や好みを先に分かってもらうほうが楽だから。相手が“好き”とか“おいしい”といったものでも、自分は違うと思ったら同調しない。ウソは言わない」

 誰かによく似ている。

 「僕とオヤジが似ているのは、最後の決断は自分ですること。芸能界に入るときも、家族には何も言いませんでした」

 幼いころ、父や母、祖父母からつねづね言われた「親しき仲にも礼儀あり」という教えが、“孤高”の背景にあるのかもしれない。

 「年上の人とどんなに仲良くなっても、なれなれしくしてはいけない。たとえば、生徒が先生と仲良くなっても、最後まで敬意を持って接さなければいけない。なあなあな人間関係は、いけないと思うんです」

 父の小泉純一郎元首相とは5月の連休前、正月以来のゴルフへ出かけた。

 「遊びですよ。スコアはつけない、ハーフしか回らない、林に入れば打ちやすい場所にボールを出す。気楽なゴルフですよ」

 そう話す目に、この日一番の穏やかで温かい光が宿った。