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【尾藤イサオ】心は今もエルビス・プレスリー 「歌ってると年を忘れます」 (2/2ページ)

2014.12.10


尾藤イサオ【拡大】

 「スマイリー小原のバンドをバックに、若い女の子たちがワーッとスタジオに入ってくる。それを正面から撮るオープニングでしたね」

 以来、プレスリーの歌を中心にテレビやジャズ喫茶でリズム感あふれる歌を披露し、「ロカビリー歌手」としての地位を確立した。一方、演技力を買われ映画やテレビドラマ、舞台にも数多く出演、合間にレコーディングをこなす「売れっ子」となった。

 66年6月、ビートルズが来日したときは、内田裕也と前座をつとめた。3000人入る日劇のウエスタン・カーニバルに出たことはあるが、1万人収容の日本武道館である。

 「大感激でしたよ。裕也さんと二人してビートルズになにかプレゼントをしようと、銀座でLサイズのJUNブランドの服を買って届けようとした。でもガードが堅くて、ビートルズに会うこともできなかった。忘れられない思い出です」

 現在は、脳梗塞から復活した西城秀樹を中心に今陽子や小川知子ら実力派歌手たちの「同窓会コンサート」に参加し、全国ツアーを行っている。

 「胸がワクワクするようなあの熱気を、すこしでも今の人に伝えられればと頑張ってます。歌ってると年を忘れます」

 じつは尾藤さんは目に障害があり正面が見難い。しかし舞台に立つとそんなハンディをまるで感じさせない。ダイナミックな動きと張りのある声で聴衆をまきこむ。心は今もエルビス・プレスリーである。 (ペン・香取俊介 カメラ・矢島康弘)

 ■びとう・いさお 歌手、俳優。1943年11月22日、東京生まれ。71歳。小学校時代から曲芸師として活躍。プレスリーに魅せられ、渡米後、「ロカビリー歌手」に。「第20回記念日劇ウエスタンカーニバル」でプレスリー賞受賞。代表曲は「悲しき願い」「あしたのジョー」など。俳優業では、NHKドラマ「幻のぶどう園」で主役を演じたほか、市川昆監督「股旅」(73年)で独特の個性を発揮した。

 年末は、ぱしふぃっく びいなす号「びいなすニューイヤークルーズ」(台湾)の船上で公演。来年は映画「の・ようなもの のようなもの(仮題)」の公開が控える。

 「同窓会コンサート」は10日=名古屋・日本特殊陶業市民会館▽16日=さいたま・大宮ソニックシティ▽1月15日=千葉・習志野文化ホール▽同19日=東京・江戸川区総合文化センターほか(夢グループ (電)03・5395・7720)

 

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