ぴいぷる

【柄本明】どこか水が合った… この仕事が嫌いではない (2/3ページ)

2015.06.19


柄本明【拡大】

 妻と一緒に観に行った夫が泣いて帰ることになるヒューマンな映画だ。

 高校を卒業後、商社に入社。2年目に辞め、演劇活動を始めた。きっかけは、会社員のときに知り合いに連れて行かれたアングラ劇場の舞台だった。

 「格好良く見えたんですよね。とりあえず、そういう場所に身を置きたくなったんです。ただ、若いときに何かになりたいと思うのは、“青春の誤解”ですよ。実際はやってみないと分からないのに、あれになりたい、これになりたいと思うんでしょ?」

 はじめは誤解でも、今まで続けられたのにはそれなりの理由はある。

 「どこか水が合ったんでしょうね。この仕事が、嫌いではないんでしょう。嫌いだったら続かないから。でも嫌いな部分もあるんですよ。見られるというのは、恥ずかしいことですからね。人に見られるのは怖いことですよ。人はどこかで見抜くから。だから、やる人だって、見抜かれていることを承知でやっていたりして。役者でも何でも、見られる職業というのは、希望よりも絶望に向かうんじゃないかな」

 仕事で多くの人に見られているからこそ思うこともある。

 「人は自分(=僕)のことを見られるけど、自分は自分のことを見られないって面白いですよね。死ぬときに肉体から抜けて、初めて自分のことを見たときに、『え? これか!』なんて思ったりして。そう思うと、悲しいけど、笑えますね」

 

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