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【佐野元春】『アンジェリーナ』『ガラスのジェネレーション』… 洗濯機に放り込まれたような音楽を作りたかった (1/3ページ)

2016.03.09

佐野元春
佐野元春【拡大】

  • <p>佐野元春</p>

 自嘲気味に“日本語ロック”という言葉が、まかり通っていたころ、くさびを打ち付けるように、メジャーシーンに躍り出た。それまでに無かった洗練されたメロディーとビートに乗せた斬新な日本語歌詞。FMから流れてくるサウンドに、僕らは心をわしづかみにされた。

 あれから35年。還暦を目前に控えながら、つねに新しい音楽を示し、第一線を走り続ける。

 「時代ごとに優れたミュージシャンたちと出会えたことを誇りに思っています。でも考えてみると本当に短かったですね」

 デビュー当時、日本のロック界は、まだ発展途上だった。

 「当時のロックって、グリースをつけて、フィフティーズのパロディーをやっていた感じ。あの頃は日本の音楽界に革命を起こしてやるぐらいの気負いがあったね。とにかく自分の聴きたい音楽は、自分で作りだそうって思っていたんです」

 原体験は、赤ん坊のころまでさかのぼる。

 「母親がエルビス・プレスリーの大ファンでね。レコード喫茶をやっていた母は、僕が生まれてすぐ、店のジュークボックスで『ジェイルハウス・ロック』(監獄ロック)をかけたんだって。生まれて最初に聴いたのがエルビス。こんなふうになっちゃうのは当然だよね」

 生粋の東京・下町育ちでもある。

 「親戚のおばさんは三味線で長唄をやっていた。幼い頃、年1回の長唄の発表会に連れていかれて、それが退屈で退屈で仕方なかったんだよ」

 小学生になると、ラジオで洋楽を聴いた。

 「いとこの部屋で聴いた『ロックンロール・ミュージック』の7インチシングルが初めてのビートルズ。とにかく格好よかったね」

 

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