23歳にして芸歴17年の実力派女優だ。初心を忘れないことを大切に、仕事をしているという。
「小学生の頃はオーディションを受けて、やっと1行くらいセリフのある役をいただいていたので、そのころの気持ちを忘れずに、どんな役でも全力でやります」
20日公開の映画「青空エール」(三木孝浩監督)では、女子高生の主人公・小野つばさ(土屋太鳳)の先輩を演じた。
「制服を久々に着て、高校生の気持ちを思い出しました。土屋さんは初めてお会いをしたときから、つばさそっくりになっていました。目をキラキラさせていて、まっすぐなところとか」
原作は、河原和音さんの累計発行部数340万部を突破した同名漫画。野球と吹奏楽の名門・白翔高校に入学した、トランペット初心者のつばさは、クラスメートで野球部員の山田大介(竹内涼真)と「甲子園で戦う大介をスタンドで応援する」と約束を交わす。ふたりは“両片想い”のまま、それぞれの夢を追いかけていく…。
「登場人物みんなが夢に向かって頑張っているので、胸がグッと熱くなる作品です。大人の方が見たら、10代の頃を思い出していただけるんじゃないかなと思います」
見終わった後、誰もが「青春っていいなぁ」と感じるだろう。
6歳の時に母親の薦めで児童劇団に入った。
「『テレビに映れたら、大きくなったときに思い出になるよね』という軽い気持ちでした。最初に演じたのは7歳の頃ですが、あまり記憶がなく、気が付いたらこの仕事をしていた感じです」