zakzak

記事詳細

「会社のため」不正の心理と個人の責任 日産、神戸製鋼…防げなかった理由 (1/2ページ)

 日産自動車は自動車の走行試験に絡んで、神戸製鋼は同社が作ったアルミニウム材の品質検査に関して、いずれも広範囲で多くの社員が関わる不正が行われていた。東芝の不正経理も同根の問題だが、日本の「ものづくり」を代表するような大手メーカーで不正行為が報じられている。

 わが国の経済界では、バブルに踊り、その崩壊過程で各種の不正に手を染めた金融機関が一段格下に見られる風潮があり、経済団体のトップなどはメーカーの現・元経営者が就任するのが通例だった。

 しかし、ものづくり企業もバブル前後の金融機関と同じくらいいい加減だったことが、今回明らかになった。

 これらの不祥事の原因は何かと詮索する前に、内外を問わず、また業種を問わず、人間および人間が作る会社は、自分たちの利益のために不正を働く可能性が等しくあるということを確認しておきたい。海外に目を転じても、米国でもエンロンやワールドコムのような大規模な会計不正があったし、一見まじめそうなドイツでも同国を代表する製造業企業のフォルクスワーゲンは、検査をごまかすためにわざわざソフトウエアを作るほどの「悪いまじめさ」を発揮した。

 今回のような不正がなぜ起こり、これらをなぜ防げなかったのか、考えておく必要がある。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

アクセスランキング