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企業支援ビジネスに注目 ヤフー出店者向けにツール提供「バリューコマース」が上昇基調

 アベノミクスの追い風で大手の企業業績はグンと伸びましたが、その恩恵を受けられない業種も当然あります。資金繰りの悪循環から抜け出せず崖っぷちの企業も少なくなく、経済全体を見渡す限りでは、善しあしが極端で、いまだまだら模様といった印象です。

 業績を立て直し、あるいは、さらなる成長を遂げるためには何が必要なのか。今週は、その観点から企業支援をビジネス展開する銘柄を取り上げます。

 まず東証1部の「バリューコマース」(2491)です。同社は、アフィリエイト(成果報酬型)広告大手で、ヤフーの連結子会社です。そのため、ヤフー出店者向けに展開するCRM(顧客関係管理)ツールを提供しています。

 先日発表した2018年12月期第2四半期決算では、連結経常利益が前年同期比約85%に拡大。通期計画に対する進捗率は51%超となり、通期計画への上振れが期待されます。さらに足元の売上営業利益率も改善しています。

 業績好調を好感して、株価は18年に入ってから上昇基調で、高値を更新する状況が続いています。とはいえ、軟調地合いに押されることもありますから、高値づかみに注意しつつ、押したところを丁寧に拾っていくのがいいでしょう。

 2つ目は、東証マザーズの「データセクション」(3905)です。同社は、ビッグデータ処理や解析を行い、SNSなどのソーシャルメディアを得意としています。AIプラットフォームの開発、提供を行っています。7月にはKDDIと資本業務提携し、AI技術でビッグデータを解析することをベースとした共同事業を立ち上げることを発表しました。

 19年3月期第1四半期の連結経常利益は前年同期比の12倍に急拡大。通期計画に対しての進捗率は44%超となりました。売上営業利益率も改善が進んでいることを踏まえると、通期計画に対して順調な推移が期待されます。

 株価は横ばいでの推移が続いていましたが、KDDIとの資本業務提携の発表が出たことで出来高を伴って急騰。軟調地合いに押される場面があったものの、決算発表で業績が好調に推移していることを確認できたことで上昇基調に転換、高値を更新する状況が続いています。

 ■横山利香(よこやま・りか) 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)、フィナンシャルプランナー、相続士。短大卒業後、金融専門出版社などを経て独立。『「株」で着実に資産を10倍にふやした私の方法』(ダイヤモンド社)など著書多数。

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