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【オーバーロクマル世代応援企業】無理なく“ほどよい疲れ”が心地よい 年若いスタッフにも「自分の子供のような感じがして」

★第9回「ポッカクリエイト」

 この連載は、25年間で2万人の経営者と交流してきた人材採用コンサルタント会社・キイストンの細見昇市社長が、60代以上の就業に積極的な企業30社を選出。夕刊フジと共同で紹介・顕彰するものです。

 “人・街・カフェ”の企業理念のもと、「カフェ・ド・クリエ」を展開する「ポッカクリエイト」(東京都千代田区、上野修社長、http://www.pokkacreate.co.jp)。1994年、名古屋に1号店を出店。その後、北海道から沖縄まで全国に拡大し、現在では関東地方の108店舗を中心に合計202店舗を数える。

 「現在、正社員とパートを合わせた従業員数は約2350人です。社員の定年は60歳ですが65歳まで延長できます。契約社員の場合は本人の体力や能力で判断しますが、上限はありません。シニアの方は現在5人ほどです」と営業本部運営部の坂本大典氏。そのシニアの1人が東京・大森山王店で働いているパートの田中初美さんだ。

 「いま61歳です。勤めて1年半になりました。週平均で平日の2-3日、1時間の休憩を入れて1日7時間の勤務です」と語る田中さんだが、接客業は初体験だそうだ。

 「仕事の内容は、お客さまのご注文を伺ってドリンクやフードを提供したり、食器の洗浄やテーブル、店内の片付け、清掃、レジなど店内の業務に関わるすべてになります」。こうした仕事を基本的には3人で取り組んでいる。

 「仕事の内容別に担当が決められているわけではなく、3人が3人とも同じことができるので、どんな状況でも臨機応変に声を掛け合い、暗黙の了解とでも言いますか、協力し合いながら対応しています」と田中さん。

 スタッフには若い人もいる。前出の坂本氏は「シニアの方は社会経験が豊富なだけに常識を備えている点が安心なのですが、ご自身より年若いスタッフとうまく協調できるかが重要ですね」と言うが、田中さんの場合は心配無用だ。

 「年齢的な差はほとんど気になりません。自分の子供のような感じがして話題が新鮮ですし、気持ち良く仕事しています。それに、私たちが店内で飲食する場合には従業員割引があるんですよ。うれしいですね」(田中さん)

 「働いていることで気持ちが若くなりますね。健康的ですし“ほどよい疲れ”が心地良いです。無理せず“ほどよい疲れ”だから、かえって続けられています」。田中さんは穏やかに語ってくれた。(取材・土金哲夫)

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