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株価は春に底打ち反転? 今年の勝負どころは夏

 株価のクリスマスショックで、悶絶フィニッシュに終わった、昨年の世界経済でしたが、今年はどうか? 経済中心に占ってみます。

 米中貿易戦争激化、英国のEU離脱、長引くゴーン問題など、マイナス面が多いです。日経平均は2万円を割り、1万8000円ぐらいまで下がるかもしれません。

 日経平均の日足チャートを見ると、2018年の秋に2万4000円をつけ、その後はだだ下がりです。東証マザーズなどの新興株は、昨年2月からほぼ、丸1年下がりっぱなし。これはひょっとして、アベノミクスの終焉が、近づいている?

 期待は新興&IT株のリバウンドですが、ライザップのような負の遺産的銘柄が多すぎます。ZOZOにしても、株価は半年でピーク時の半値以下だし。これじゃ、月に行く余裕はないでしょう。

 そうなると日本経済はインバウンドに頼るしかありません。年末年始、六本木ヒルズで仕事をしていましたが、歩いている人の3割ぐらいは、中国人? それぐらいの勢いを感じます。「ハレクラニ沖縄」の今夏開業などホテル&旅館の建築ラッシュは続き、航空便は大幅に増便するでしょう。

 今年、文化庁は京都に移転し、本格的に文化GDPを押し上げる政策を開始します。

 9兆円程度だった訪日客の観光収入を、2025年までに倍の18兆円にするそうで、期待が持てます。

 そして秋には、携帯電話の次世代移動通信システム5Gが、仮運用されます。5Gは従来の4G通信の20倍ぐらいのデータ通信ができます。2時間の映画のダウンロードが数十秒だそうです。レンタルビデオ店は、打撃を受ける可能性が高いですね。さらにストリーミングでリアル動画が見られます。そうなると総務省管轄の電波法の枠を超えた、許認可の必要のないテレビ放送が、始まる可能性も出てきました。まあ規制はかかると思いますけどね。

 元号が変わる頃までに、日経平均が底を打ち、徐々に回復すればいいかなと。ただ10月には消費税が10%に増税されます。

 その前に夏の参院選挙。そこで自民党が大敗したら、消費税10%も株価も、ましてや自民党政権も、どうなるか分からないです。自民党は消費税がらみの選挙がめっぽう弱い、それが気になります。

 というわけで、今年の勝負どころは夏。その結果により、2020年の東京オリンピックを楽しく迎えられるかが、判明しますね。

 ■木村和久(きむら・かずひさ) コラムニスト。本連載と日刊SPA!の連載をまとめた近著「50歳からのかろやか人生」(雷鳥社)が発売中。

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