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スキル発揮でやりがい実感! 経験に通じる仕事選びを

★働き方編・熟戦力活用(1)

 60代を中心とした定年後パワーを「熟戦力」と呼び、派遣事業を展開するリクルートスタッフィング(本社・東京都中央区、柏村美生社長)。その最近の実例を取材した。

 ■タイミングも重要

 力石(ちからいし)利生さんは昨年70歳を迎えた。力石さんが勤務するツルハグループマーチャンダイジング(目黒区)は、全国で「ツルハドラッグ」「くすりの福太郎」などのドラッグストアを展開するツルハホールディングスのグループ企業だ。

 力石さんは大手素材メーカーで40年勤め上げ、64歳で退職。半年の休みを経てリクルートスタッフィングの派遣に登録し、すぐに同社に勤務することになった。

 「スポーツ用品の素材の研究開発で、品質保証をする仕事をした経験もあり、今の仕事に通じるものが多かったのが選んだ理由ですね。タイミングもよかったと思います」と力石さんは言う。

 同社が扱う商品は、家庭用の医薬品や日用品など膨大な数に上る。その中でも、PB(プライベートブランド)商品の内容は入念にチェックし、品質保証を確実にする必要があった。入社当時は同社の店舗が急拡大する時期で、力石さんのようなスキルを持った人が求められていたのだ。

 勤務は平日午前8時45分から午後5時までと、ほぼフルタイム。自宅から今の勤務地まで約1時間、電車を乗り継いで通勤している。健康のために特に何もしてはいないが、「よく歩く」ことを自分に義務付けているそうだ。

 年1回、約10日の休暇を取り、妻と海外旅行をするのが良いリフレッシュと笑う。

 ■やりがいのある場所

 実は力石さんが入社したとき、まだ現在のセクションは明確に組織化されていなかった。

 「商品チェックだけでなく、場合によっては工場への監査も行うなど、(体制づくりに)力になろうと頑張りました」と力石さん。年下の上司であるPB商品開発部・品質管理グループリーダーの根本武さん(46)の信頼も厚い。

 誰でもその力を最大限に発揮できる場所があれば、やりがいと生きがいを実感できる。そうした場が得られるかどうかが、シニア就活の重要課題といえるだろう。(「オレンジ世代」取材班)

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