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外国人投資家が好んで売買「電子部品株」に注目 日本電産、村田製作所、TDKなど

 急に東京市場が活気づいてます。日経平均は三連休前の8日(金)に418円安となったものの、週明けから切り返しています。12日(火)には531円高と今年最大の上げ幅を記録し、翌13日(水)には昨年12月19日以来の2万1000円台回復となりました。とくに外国人投資家が日本株を急に買い戻している様子が見て取れます。彼らが手掛けることが多い、大型株や流動性が高いグロース(成長)株が牽引(けんいん)役となっています。

 この背景としては「ソフトバンクグループ(9984)」が6日引け後に6000億円を上限とする自社株買いを発表し、7日に値幅制限いっぱいのストップ高まで買われたこと。さらに「ソニー(6758)」が8日朝に1000億円を上限とする、同社にとって初となる自社株買いを実施すると発表し、大幅高となったことが指摘できます。

 もちろん巨額自社株買いの実施情報を事前に知ることはできず、それを機に株価が急伸したわけですので、そのものを投資益に替えることは困難です。しかし、自社株買い=株主還元であり、とくに今回のように東京市場の中心的な企業がそれを実施し、株主還元への強い姿勢を示したことは、今後、追随する企業が相次ぐことを予見させ、広い意味で「好感」されることになります。株主還元策に敏感に反応するのは、間違いなく外国人投資家です。株主還元には主に「増配」と「自社株買い」がありますが、ダイレクトに株価に影響を及ぼす後者はよりインパクトが強いのです。

 ここからの注目ポイントは急伸後の一服(ない場合もある)を経た外国人投資家の姿勢です。彼らが好んで売買をする銘柄の動向から目算を付けることになります。小型精密モーター主力の「日本電産(6594)」、セラミックコンデンサー世界トップの「村田製作所(6981)」、さらには「TDK(6762)」などを筆頭とする電子部品株が該当しそうです。これら銘柄の株価の動きが堅調であるならば、外国人投資家の姿勢が好転したと見ることになります。

 もう少し小型の銘柄でも、医療従事者向け情報サイト運営の「エムスリー(2413)」、工場・工事用間接資材ネット通販の「MonotaRO(3064)」、スマホ向けメッセンジャーアプリの「LINE(3938)」の動向を気にしていきたいと思います。外国人投資家の動き如何(いかん)によっては、日経平均株価は一段高に進む可能性があります。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

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