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担保金率引き上げ議論も サンバイオ株急落きっかけ

 東証マザーズの創薬ベンチャー、サンバイオ株が2月5日までの5営業日で約5分の1に値下がり。投資家だけでなく、証券会社にも痛手となったようだ。

 サンバイオが再生細胞薬の臨床試験が不調だったと発表したのが1月29日大引け後。翌30日から株価は4日連続でストップ安となるなど急落し、売り逃げられずに損失を膨らませた投資家が続出した。特に信用取引では損益が株価変動の3倍ほどに増幅されるため、インターネット証券を中心に追加証拠金の支払いを求められるケースが続出した。

 追加証拠金の大半は回収できるとみられるが、厄介なのは金融庁などの監督当局。「追加証拠金を払えない顧客が多ければ、証券会社のリスク管理体制が検査などで問題視される」(インターネット証券)という。

 サンバイオ株急落のようなケースが今後増えていけば、信用取引の担保金率引き上げの議論にもなりかねない。信用取引による金利収入は証券会社の生命線だけに、「暴落銘柄がもう出ないよう祈るだけだ」とネット証券幹部氏。

 【2019年2月13日発行紙面から】

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