【夕刊フジ×キイストン 飲食業新時代への挑戦】コロナ禍で懇親会に変化、企業からの注文増で売上突出 宅配焼肉弁当(大和フーズ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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【夕刊フジ×キイストン 飲食業新時代への挑戦】コロナ禍で懇親会に変化、企業からの注文増で売上突出 宅配焼肉弁当(大和フーズ)

 黒毛和牛の一頭買いにより、希少部位をリーズナブルな価格で提供する「焼肉DINING大和」や「鉄板焼大和屋」など千葉県内を中心に5業態12店舗を展開する大和フーズ(千葉県館山市、相川和大社長、https://www.yamatofoods.co.jp/)。その中で「宅配焼肉弁当 大和」の売り上げが、対前年比173%と、突出した伸びを示しており、特に企業からの注文が増えていることに注目した。

 宅配サービスを始めたのは4年前。当時は、企業からの注文といえばオードブルの盛り合わせなどの大皿料理で、アルコールありきのメニューがほとんどだったが、コロナ禍以降それが弁当に代わった。

 会議・セミナーへの届け以外に、忘年会、入社式、暑気払いなどへの弁当の宅配が急増したのは、企業の懇親会のあり方がコロナによって変化したからだ。飲食店に大人数でくり出せない、会社で開催してもアルコールはなし、「それならせめておいしい弁当を」ということなのだろう。持ち帰り用の袋も一緒に注文されることが多いという。

 また、個人の利用者にも変化が見られる。休日の家族の外食がお弁当に代わり、いつもよりちょっと豪華な弁当が注文される。冠婚葬祭で親族が集まっても宴席というわけにいかず、弁当を持ち帰ってもらう。ほかに、テレビ番組のロケ弁当、スポーツ大会のスタッフ弁当などのニーズもあり、毎日100食以上の宅配がある。

 宅配弁当の9割は企業向けで、その配達の8割が午前中の届けなので、店舗の時短営業で労働時間が削られたスタッフに仕事を割り当てることもできた。

 弁当ポータルサイト「くるめし弁当」で千葉県の人気弁当1位、口コミも4・2以上をキープする「宅配焼肉弁当 大和」は、大正9(1920)年創業の老舗精肉卸直営店。肉はもちろん、(1)お米(2)野菜(3)衛生管理(4)時間厳守(5)健康(6)手作り(7)厳選素材-にこだわっている。

 さらに、すべて自社配送のこだわりもある。大和フーズの看板を背負って地元企業へ届けに行くのだから、礼儀や身だしなみにも気を使っている。

 大和フーズの社会貢献活動も弁当に代わることとなった。児童養護施設の子供たちを店に招待して毎年開催していた食事会がコロナ禍でできなくなった。そこで昨年は、千葉市立青葉病院に「黒毛和牛ステーキ重」100食を無償提供。今年、千葉市から地域社会貢献企業として表彰を受けた。

 現在は宅配の拠点が千葉市と柏市、埼玉県川口市のため、限定されたエリアへの配達のみだが、今後FC展開して1都3県で配達できる体制を整えていく。 (取材・福士由紀)

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