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解雇の危機もあった「魚をじーっと見る癖」 (1/2ページ)

★其ノ弐百弐拾七

 メダカを飼っています。薄い黄色で3センチぐらいの、いわゆる“THEメダカ”というような種類の子たちです。

 ベランダに容器をセットして飼育しているのですが、エサがもらえる気配を感じると、「エサだ、エサだ」と言っているかのように水面でちょろちょろと主張をしてくるので、「かわいいなぁ、でもゲンキンだなぁ」と思いつつ、エサやりを楽しんでいます。

 体の割には大きな目、素早い動きに、ピョコピョコした愛らしい尻尾が特徴のメダカ。じっと見ていると、時間がたつのを忘れます。私は魚全般をじっと眺めてしまう癖があるので、朝の忙しい時間帯などは特に注意しなくてはいけないのですが…。

 魚をじっと見る癖はずいぶん前から備わっているようです。小学生のときは、実家の金魚をじーっと見て過ごすのが好きでしたし、水族館へ行けば回遊魚のコーナーから離れようとしなかったそうです。動きを見ていたのか、はたまた魚の体を見ていたのか…、今となっては思い出せないのですが、何となくエラや口もとの構造が不思議で、「なんでこんな姿でここにいるんだろう」と疑問に思いながら見入っていたような気がします。水中で生きていけるのか、そもそも不思議だったのでしょう。

 少し前には、魚をじっと見すぎて解雇の危機に遭遇したこともあります。20代後半の少しの間、とある小料理屋さんで給仕のアルバイトをしていました。そのお店には立派ないけすがあり、カワハギやアジ、ヒラメなどが常に泳いでいる状態でした。

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