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女詞を力強く歌った前川清 内山田洋とクールファイブ「長崎は今日も雨だった」(1969年) (1/2ページ)

 内山田洋とクールファイブが「長崎は今日も雨だった」でデビューしたのは1969年。

 前川清の歌は力強いストレート、手元でホップする剛球だった。歌う姿勢も真っすぐ前を見て頭を動かさない。この頃はムード歌謡グループが多く誕生したが、都会的でソフトな甘いボーカルが主だった中、前川のボーカルは強烈な個性だった。ビジュアルも長身、髪形は前髪を立たせた独特なスタイルでひと際目立った。

 歌は連日、喫茶店やスナックのラジオ、有線から流れ、あっという間にヒットし、同年のレコード大賞新人賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも初出場する。前川はその後、ソロも合わせて29回出場している。

 前川は長崎県鹿町町(現佐世保市)の生まれ。佐世保の米軍基地から流れるジャズに衝撃を受け高校を中退。キャバレーで歌ううち、クールファイブに誘われ、長崎のグランドキャバレーの「銀馬車」のステージに立つように。「涙こがした恋」「西海ブルース」を自主盤で発売すると、たちまち有線で評判に。

 九州巡業中に評判を聞きつけたバンドマスター、チャーリー石黒が「銀馬車」で生歌を聞き、その場でデビューを約束。チャーリーは森進一をスカウトした人でもあった。

 69年「逢わずに愛して」、70年「噂の女」、72年「そして、神戸」とヒットを連発。

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