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嘉門タツオ、今度のテーマは「終活」 還暦を前に新たな境地へ きっかけは住職からの「墓参りの曲を作ってほしい」

 「替え歌メドレー」などのヒット曲で知られるコミックソングの第一人者、嘉門タツオ(59)が還暦を前に新たな境地に達した。歌うテーマは「終活」。発売した新アルバム「HEY!浄土~生きてるうちが花なんだぜ~」は、人生100年時代に「死」を笑いに昇華している。

 今年デビュー35周年を迎えた。来年は還暦になる。「こんなことを歌えるのは、僕以外にふさわしい人もおらんやろうし。作っていくうちに送る側だけやなくて、送られる側の歌もできてね」

 かねて親交のあった横浜市の常照寺の住職から「墓参りの曲を作ってほしい」と依頼を受けたことがきっかけ。「墓参るDAY!」「旅立ちの歌」「HEY!浄土」の「終活3部作」が生まれ、そこからアイデアが広がっていった。

 前作のテーマは「生」を象徴する「食」だったが、今回のテーマである「終活」もまた「生」を意識しなければ生まれてこないものだ。

 新曲に加え、「タンバでルンバ」といった自身の過去曲、フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」や宇崎竜童の「生きてるうちが花なんだぜ」などのカバー曲も盛り込んだ。

 「デビュー当時なら、こういう作品は無理でした。還暦が近づき、より終活を身近に感じることができた。僕の目標はポップでフットワークの軽い還暦。ターゲットは団塊の世代」とずばり。

 新たな発見もあった。

 「曲作りを依頼された常照寺でライブをやったんです。それで気付いたのですが、いわゆるセレモニーホールって、友引の日は空いているんですよ。広さも音響もいい。これってライブに使えるんじゃないかなと。地域の人も集まりやすいし」

 さらにこんなアイデアも。「これを機に有料老人ホームの冊子のインタビューを受けたんです。それで介護の世界って歌になるんちゃうかと思っています。なかなかホームでは笑うこともないらしく、何かみんなに笑ってもらえるような歌を作りたいですね」とネタの世界は広がるばかりだ。

 8月18日には、東京・渋谷の「マウントレーニア・ホール渋谷プレジャー・プレジャー」でデビュー35周年と還暦、アルバム発売の記念ライブを開催する。ツアーは8月19日に兵庫・赤穂市文化会館、25日に奈良・たけまるホールで開催。

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